国別 人気のドリンク

約1年半担当したエコノミークラス。

世界各国を飛び回り、世界のいろんな国のいろんな宗教、いろんな民族の人と世界中を飛行した。毎度少なくとも100人いるキャビン、多くて倍以上のお客様との飛行。機内のどのクラスよりもいろんな出来事があり、いろんな民族が混じり合い、ドラマがあるエコノミークラスは今思えば本当に面白い場所だった。

そして、エコノミークラスではよく食べ、よく飲むそんなお客様が多かったような気がする。(いつかエコノミークラスとビジネスクラスの違いを話したい)

だからこそコツコツ乗務し経験をもとに人気だと感じたドリンクを発表したい。

あくまでも個人の主観が入ってしまうが、そういう傾向が強く、何度も乗務した路線で同じ傾向があった少くとも全体の消費量が多かったドリンクをCA目線で語るのでご了承いただきたい。

特に特徴の強かった国籍、民族を元に集まった個人的主観である。

日本→ビール全般(特に日本のビールは人気だった)、アップルジュール、オレンジジュース、お茶

インド・パキスタン・バングラディッシュなど→マンゴージュース、マサラチャイ、ウィスキー、コーラ

ロシア・東スラブ→ウォッカ、ウィスキー、トマトジュース

オーストラリア→ジントニック、ワイン全般、ソーダ、ダイエットコーラ

イギリス→ジントニック、ワイン全般、ソーダ

ハンガリー→ベイリー

アフリカ諸国→マンゴー、パイナップルジュース(機内にパイナップルジュースがないのでアップルというと納得してくれる)

韓国→アイスアメリカーノ(大事なことだから二度いうただのアメリカーノではなく、アイスアメリカーノね。)

どうってことないデータだけど大学でマーケティングなどを学んできた私に取ってはとても面白いデータである。なんでこの国の、この地域の人がそのドリンクを好きなのか、飲みたくなるのかには文化的背景や、その国での好みの味、普及してきた味などが関係してると思わざるを得ない。

ドリンクオーダー一つの視点から見ても、いろんな見方ができるのである。

ドリンクの頼み方、飲み方、酔い方、ドリンクを通してのクレームの付け方などなど、、、

もちろん個人差はあるけれども、どこかその同じ文化、同じ地域で育ったり生活している人の中には共通点も見られる。

例えば、ロシア・東スラブの人はよく飲む。もちろんアルコール。

そして一度に頼む量が無茶苦茶多い。一人2杯を通り越して3ー5杯は一度に頼んでくる。ウォッカ2本、トマトジュース2杯、コーラみたいな感じでね。もう限界だろうと思ってもそれでもまだ頼み、よく飲む。でも話すと意外と意識がしっかりしている人が多いから、酔ってるかどうかの判断がわかりにくい。東スラブの国へのフライトはそう言った意味でオーダーも多く、酔ってるかどうかの判断も難しいので大変なのである。

一方日本の方は、ドリンクオーダーに関しては控えめな傾向。そもそも何があるかわかっていない。オレンジとアップルはあるんだろうなっと思っていただけてるようでその二つが人気。あとはお茶も人気。でもたまに、海外のジュースやお酒があると教えてあげると珍しがってじゃあ試してみたいとのこと。控えめだけど、せっかく海外のエアラインなので是非いろいろ遠慮なく試してほしいというのがCAとしての想いである。

さて、インドのあたりはちょっと手強い。だいたいマンゴージュースを頼む方が多い。暑い国ほどマンゴージュースなどトロピカルな味がお好き。そして、何よりチャイ。砂糖とミルクの入った甘いマサラチャイはやはり人気である。甘党な人が多い傾向があり、砂糖たっぷり3から5スティックほど入れる人も結構いる。あとはウィスキーもお好きですね。ただボトルをもらって家に持ち帰ろうとする人も多いので、それはご遠慮くださいなのですが。

アフリカ諸国の人も、暖かい国だからかマンゴージュースが好きだし、あとはパイナップルジュールと言われることも多い。残念ながらパイナップルジュースはないので代わりにアップルジュースを提示すると渋々引き受けてくれる方も多め。そしてオーダー量が半端ない。一人3ドリンクくらい渡してやっと満足する人が多いので結構ハードなフライトになる。

地味なテーマだけど、もっと深掘りしたら本当に面白い。

大体でいいから、その国の人の好きな味を知っておくと、会話のネタにもなるし、仲良くもなりやすい。

接客する時は、ただあるものを紹介するのではなく、その国の人が好きそうな味のドリンクから紹介するようにしていると、やり取りもとてもスムーズになると体感している。

ドリンクひとつで世界の人と仲良くなれるのだ。

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