旅の服装戦略


砂漠の国からごきげんよう。

世界をCAとして旅していると、余計なものが削ぎ落とされていく。

フライトでの滞在は大体24時間。休んで、街を歩いて、また次のフライトまで休む。

ほとんどのフライトは実質滞在時間は24時間もないので、ホテルに着いたら速攻で着替えてすぐに外に飛び出すということもざらではない。

限られた体力、時間の中で最大限にその街を探索しようとすると、無駄な時間に割いている余裕はない。

だから、ほとんどどこにいくにも同じような服しか着ていない。軽くて、汚れが目立たなくて、それでいて着心地がいいもの。

靴に関しては、石畳の多いヨーロッパやたくさん歩くであろう街に行くのであれば本当に歩きやすいソールがしっかりしている真っ白のニューバランスしか履かない。インドやバングラディッシュ、アフリカなどの道が舗装されていない、ちょっと道が小汚い街に行くのであれば、汚れの落ちやすいアディダスのサンバ。

バッグは、もうロンシャンと固定している。

以前はシンプルなレザーのバッグで歩いていたのだが、スーツケースに入れて移動すると形が崩れるし、痛みも激しくなってしまった。

ロンシャンであれば小綺麗なレストランにも行けるし、盗難がある危険な場所でもそんなに狙われるバッグでもないし、みんな持ってるので現地人に紛れ込むこともできる場合もあるし、どんなところに行ってもガシガシ使える。

海外を歩くのであればブランドバッグなんて論外。狙ってください、お金持ってますって自分から言わなくても犯罪を誘っているようなもの。ヨーロッパなどでおしゃれしたい気持ちもわかるが、トラブルなく旅を楽しむためには必要のないもの。案外海外の街を歩いているとおしゃれな人もいるけれど、あからさまなブランドバッグを持っている人はほとんどいないし、いるとかなり目立つ。

だけれど、ヨーロッパでいい感じのレストランに行きたければ、そこそこ綺麗な格好をする必要があったり、品と清潔感のある格好をしている方が、アジア人差別などで嫌な思いをする確率も減る。

旅の服装選びは戦略にもなり得る。

どれだけ犯罪に巻き込まれるリスクを減らして快適に旅をするか。

文化も人種も違う人々が簡単に人を認識できるのはやはり見た目からであって、

いかに、好印象をもってもらい、異国の地で助けてもらったり、おもてなしをされるか。

この2点が私が旅で装うファッションを選ぶ基準である。

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