ほとんどがアフリカのお客様のナイジェリアフライト。
ナイジェリアは西アフリカに位置するアフリカ最大級の国の一つで、石油や天然ガス、農業、通信、映画などを産業にもつ経済大国である。
だから今回のフライトも特に中国人とインド人はナイジェリア人の次に多く見られた。
それでも身体の大きなアフリカ系の方達が機内に座ると迫力があり圧倒された朝だった。
このナイジェリアフライトの特徴で一番印象的だったのが、アフリカ系のお客様がミールをおかわりされたこと。他の便では滅多に見ない光景である。
ひとり2つも3つもミールを食べる勢いで、機内にあるサービス用の食べ物がすっからかんになってしまった。ドリンクサービスもまた、一人2杯も3杯も要求するものだからドリンクだけのサービスといえども15分くらいで終わるはずが30分以上もかかってしまう。
とにかくアフリカの人はよく飲み、よく食べる。
私のエリアではナイジェリアのお客様の数団体がいらっしゃった。
お食事のオーダーを聞くと、”ボスと同じものをくれ!”とのこと。
ボスがオレンジジュースを頼めば、その周りはみんなオレンジジュースを、
チキンを頼めば、チキンを頼む。
ボスへのサービスが少しでも遅れると、周りがピリピリし始める。
そんな光景が目新しかった。
少し強面なおじさんたちだったけど、着陸後帰りの挨拶でちょっとした会話をしたら、
忘れられないほど面白かった。
他のフライトでもお馴染みのお客様に聞かれる質問、”Where are you from?”。
”I`m from Japan.”と答えると人それぞれ面白い返答が返ってくる。
今回のナイジェリアのおじさんの回答はこちら。
”OH, I’m Japanese too!”
お、、、、おやおや、、、
それならこちらも
”Oh, are you? That’s fantastic! May I ask Japanese name, sir?”
と切り返して返ってきた答えはこちら。
”My name is Mr. Chan-Chan-Ko! ”(自信たっぷり可愛いドヤ顔と共に)
ミスターちゃんちゃんこ。。。。
吹き出しそうになりながらも、私は
” Mr. Chan-Chan-Ko, thank you for flying with us. See you again!”
と思わず満面の笑みと共に返してしまったのであった。
アフリカのフライトはお客さんからの圧迫感もありハードでもありながら、
お茶目なことが起きるとなんだかホッとするのだ。

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